時代とともに行く年

仕事を納めて函館に帰ってきたけれど今年は雪が多いね。暖冬とはなんだったのか。
でも屋内がぬくぬくだから北海道の寒さはあまり堪えないのが助かる。
いつものようにおいしいものを食べてぬくぬくまったりして、英気を養いましょ。


もう2018年が終わってしまうのね。1〜9月のブログ更新サボってればそらそう感じるわ
自身は体調が悪く寝込むことが多かった上に食中毒で入院という一大イベントもあり、健康面が致命的にアレだった1年。
とはいえ旅行や趣味や仕事もなかなか充実していたし、今年も有意義な1年でございました。
体調も最近はおおむね順調なので、来年もこの調子でいきたいね。


恒例の「今年の20曲」。
去年はシンガポール旅行と重なったこともありサボってしまったけれど、今年はちゃんと20曲ご用意。

・Above the Rainbow(作編曲:磯江俊道/作詞:嵩夜あや/ボーカル:YURIA
ゲーム「処女はお姉さまに恋してる〜3つのきら星〜」OPテーマ

今年は自身が愛するキャラメルBOXから「おとボク3」が発売されて小躍りしてました。
まずはオープニングテーマの「Abobe the Rainbow」。4分音符系のリズムで思わず歩調も速くなる。
第2間奏で調が変わりクライマックスに向かう場面はテンションも最高潮!


・笑顔で歩き出そう(作編曲:磯江俊道/作詞:江幡育子/ボーカル:榊原ゆい
ゲーム「処女はお姉さまに恋してる〜3つのきら星〜」EDテーマ

おなじくおとボク3のエンディングテーマ。
2番Bメロで落とした後間奏に向けて徐々に持ち上げた後泣きのギターソロで殺しにかかるという、
こちらもやはり第2間奏がリーサルウエポンとなる一曲でございます。
何度聴いてもこの場面で目が潤むので、昔テレビであった「1分以内に泣けたら100万円」とかできるんじゃないかなこれ。


ざしきわらしのはなし(作曲;Funczion SOUNDS
ゲーム「とっぱら〜ざしきわらしのはなし〜」タイトルBGM

続いてヴァイオリンの優しく情緒的な旋律が涙を誘うこの曲。
思えば10年前のゲームなんですねこれ。懐かしいなぁ。


・炎のたからもの(作編曲:大野雄二/作詞:橋本淳/ボーカル:ボビー)
映画「ルパン三世 カリオストロの城」主題歌

金曜ロードショーで近年よくカリ城が放送されるので、やっぱりついつい見てしまう。
その中でも印象的な曲といえばやはり主題歌のこの曲。劇中でもアレンジして各所で流れているのね。
この曲のアレンジがアニメ版(2ndの終盤)にもBGMとして逆輸入されてることを最近知りました。


・After Burner(作曲:川口博史)
ゲーム「After Burner」タイトルBGM

※アレンジ版
恒例のMIDIフォルダを漁っていたらまたまたアツい曲見つけちゃいましたシリーズ。
見つけたのはアレンジ版だったけれど原曲を聴いてもPSGのはずなのに最初からアツい。なんなんだこれは。
今年の岐阜基地航空祭でこの曲が流れた時には「選曲した人はわかってる」と思ってしまった。


・MAYHEM(作曲:小林啓樹)
ゲーム「エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー」BGM

要所要所のキレが最高にカッコいい一曲で、終盤にかけて盛り上がる感じも◎。
こういう曲であまりカウベルを使う印象はないけど、こんな使い方をすると曲のテンポ感や溜めの感じが引き締まるのね。
エスコンはどのシリーズも卑怯すぎるくらいにカッコいい曲揃いで、もうイケナイやつです。


・DIAPASON(作曲:小林啓樹)
ゲーム「エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー」BGM

「遅刻しかけたときにエスコンZEROの『ZERO』を聴くと間に合った感がする」と話したら、
友人より「エスコンならこの曲もオススメやで」と紹介されたのが以上2曲。
こちらではその「ZERO」の一節が取り入れられた毎度おなじみオケロック。
刻むパートの多いセクションから一転、中盤から始まるストリングス+ホルンの流れるような「その一節」がかっこいいのよね。


・Rainbow Road(作曲:永田権太)
ゲーム「F-ZERO X」BGM

任天堂のコンピレーションアルバム「KOOPA」より。
マリオカート64の同名曲をベースにハードにロックなアレンジを施した一曲。
F-ZEROなだけに原曲を超えるスピード感があってノリノリなのはいいのだけれど、
果たして実機(64DDとエクスパンションキットが必要)で聴いた人はどれくらいいるのだろうか…?


交響曲第9番新世界より」 第2楽章(作曲:Antonín Leopold Dvořák )

突然のクラシックという点はご容赦くだされ。
印象的なのはやはり唱歌「家路」「遠き山に陽は落ちて」でも有名な序盤のセクション。
主旋律にイングリッシュホルンを使ったことでこのメロディが心に突き刺さるほどのパワー。涙腺壊れてしまいますわこれ。
自分がイングリッシュホルン奏者だったなら、最期にこれを吹きながら息を引き取りたいですね。


・花に囲まれて(作曲:コナミ矩形波倶楽部
ゲーム「ときめきメモリアル」BGM

※動画00:00〜
SC-88ProでゲームBGMをアレンジしちゃいましたCD「MIDI POWER Pro4 『ときめきメモリアル』」より。
快活で明るいBGMなのだけれど、サックスやギターをはじめとした各楽器のシミュレーションが非常に巧い。
MIDIデータも付いてくるのでTMIDI Playerで覗いてみるとまー恐ろしいものが。


プラネタリウム(作曲:コナミ矩形波倶楽部
ゲーム「ときめきメモリアル」BGM

※動画06:55〜
さらに同じくMIDIアレンジアルバムより。プラネタリウム上演のBGMということで夜空をテーマにした壮大な音楽。
SC-88用のデータということで技量は控えめなものの、個々の楽器の使い方が上手なのね。
このCDが発売されたのはDTM全盛期の1997年。MIDIがこういう形で頒布されていた一番面白い時期だったのかもしれない。


・中央公園(作曲:コナミ矩形波倶楽部
ゲーム「ときめきメモリアル」BGM

※動画22:03〜
さらに同じくMIDIアレンジアルバムより。フルートが主旋律を奏でるまったり系のBGM。
見せ場はやはり中盤のアコギソロですよねこれ。曲の盛り上がり加減といいこの瞬間には涙が出てくる。
以上の3曲(というか3データ?)にはSC-8850で曲作りしている時に出会いたかった。
(今からでも遅くないから作曲再開しろ?うーん、5年触ってない環境入りMacBookが動けばいいんだけど…)


・風と草原の彩り (作曲:大嶋啓之)
※動画なし
ここ数年ずっとノミネートが絶えない大嶋啓之氏の音楽。
中盤のヴァイオリンの盛り上がりと急激なリタルダンドから始まる場面の移り変わりが印象的。
この曲に限らず、大嶋啓之氏の曲はいつ聴いてもまるで初めて聴く時のようなワクワク感が薄れないのが不思議。


・紅色の空へ(作曲:spikee)
※動画なし
13年前にSC-8850を買ってゲーム耳コピMIDIを聴いていたあの頃、ステップアップしてオリジナル音楽のデータに出したきっかけとなった曲。
楽器の構成を知り、9/11/13thの和音の響きを知り(そういうコードを多用するのがコンセプトとのこと)…と学びの曲でございました。
今になって聴いてみたら再びハマってしまいました。というわけで13年越しのノミネート。


・Twinkling star(作編曲・作詞:吟/ポーカル:小倉唯水瀬いのり上坂すみれ
アニメ「ポプテピピック」オープニングテーマ

覇権を狙っていたかもしれない2018年の冬アニメ「星色ガールドロップ」…もとい「ポプテピピック」のオープニングテーマ。
劇中では1回きりの使用だったのに、サントラを聴くとちゃんとフルコーラス作られていてビックリ。
しかし最近はすっかり話題に上がらなくなりましたね…まさかの声優違い2部構成とか手法は面白かったのに。
音楽や声に予算の大半を費やしたという話なので、今後もこういう音周りに凝ったアニメが増えてくれれば嬉しいね。


・Pomp-filled flight!(仮称・作曲:上野耕治)
ゲーム「ぼくは航空管制官3 東京ドリームゲートウェイ」ステージBGM

※ゲームプレイ動画
ゆったりとした曲なのに、ところどころメロディにテンションノートを配置していい感じに感情が揺さぶられる一曲。
サビに入って第1音から9thを使うという涙腺ぶっ壊し確実なことをしてきちゃうから困る。
あとギターソロって卑怯ですね、「泣かせるギター」とはこのことか。


・STAGE BGM 1(仮称・作曲:上野耕治)
ゲーム「ぼくは航空管制官4 関空」ステージBGM

※ゲームプレイ動画
静かに盛り上がって期待がどんどんふくらむ一曲。ギターが入る部分で爆発するともうタイヘン。
実際に飛行機に乗りながらこの曲を聴いてみると「飛んでいる」感を強く感じることができるので、
ぜひ飛行機に乗る前にプレイしてBGMとの調和を感じていただきたい。


・STAGE BGM 6(仮称・作曲:上野耕治)
ゲーム「ぼくは航空管制官4 関空」ステージBGM

※ゲームプレイ動画
ギターのリフが単純のはずなんだけれどどことなくワクワクする一曲。いつの間にかヘビロテするように。
セクションごとに各パートの動きがガラっと変わるもので、そういう意味でもワクワクしてしまう。
ただのゲームのBGMと思うことなかれ。自身はこのようなゲームのBGMで音楽というものにドップリ漬かってしまったのよ。


Formula 1 Theme(作曲:Brian Tyler)
F1公式テーマ

今年からF1の運営がFOMからリバティ・メディアに代わり、ロゴと共に導入されたのがこの公式テーマ。
作曲は映画「アベンジャーズ」などが有名作なブライアン・タイラーということで、もうアツい曲なのが約束されているじゃないですか。
お前最近F1見てないだろうって?アブダビGPだけとはいえ一応観戦したのです。でもネット配信がないと辛いね。


・Skitzo Dancer (Justice Remix)(Scenario Rock)

昔一世を風靡した?ソニーの踊る音楽プレイヤー「Rolly」のCMで使われたことでも有名なこの曲。
(あのCMのおかげでディスコーディスコディスコーディスコの一説が独り歩きした説もある)
シーケンスの組み方やドラムラインの構成など要所要所が面白くて飽きの来ないテイスト。
いつものネタ枠…というにはなかなか侮れない一曲。

という感じで今年の20曲でした。
12月に入って突然いろいろな名曲がドサっとやってくる年でございました。
近年はまったり系の音楽が多かったけれどちょっとアップテンポの曲が多めになってきたのも、自身が元気になりはじめた証拠なのかも。
2019年はどういう音楽と出会えるでしょうか。もしくはどのような音楽を発掘できるでしょうか。


そしてもうあるのかないのかわからないままはてなダイアリー終了と共に消えそうな本ブログの話。
相変わらず更新には期待しないでというレベルではあるけれど、
やはり書きたいことをいつでも書けるようにしておきたいので引き続き存続させようかなと。
まだそのあたりは準備中なので、移転の準備が整ったらまたアナウンスしまする。


というわけで今年も大変お世話になりました。
毎年充実した1年を過ごせるのも皆様のご協力があってこそなのです。改めてありがとうございます。
よいお年をお迎えください。